甲類と乙類について

Written on 2008/6/21 土曜日 – 21:26:49 | by むぎ |

焼酎は、酒税法により「甲類」と「乙類」に大きく分類されます。
これは、製法(蒸留方法)による違いになります。
「甲類」の焼酎は、明治時代の終わりころに導入された
連続式蒸留機によって造られる比較的新しい焼酎です。
連続して蒸留することからアルコール含有物の持つ香味
成分や雑味、不純物が取り除かれ、純度が高いアルコールが
得られるのです。こうして抽出された焼酎は無色透明で、
しかもクセのない味わいが特徴です。
また、アルコール度数は36%未満に規定されていますので、
誰にでも気軽に楽しんでいただける焼酎です。
「乙類」の焼酎は、単式蒸留機で蒸留したもので、原料の
風味が残りやすい伝統的な製法で造られた焼酎です。
この「乙類」焼酎を、本格焼酎といいます。アルコール度数は
45%以下のもので、原料の持つフーゼル油などの香味成分や
雑味などをあまり損なうことなく抽出するため、原料によって、
その味わいや香り、風味が大きく異なります。原料は非常に
バラエティに富んでおり、芋、麦をはじめ黒糖、そば、米などが
使われています。

粕取り焼酎について

Written on 2008/6/15 日曜日 – 21:25:25 | by むぎ |

今までの分類はすべてもろみを作り、そこからアルコール分を蒸留する
「もろみ取り焼酎」です。実は焼酎にはもう一つ清酒などの搾り粕を使用
して作る「粕取り焼酎」と呼ばれる焼酎があります。
一時期だいぶ少なくなっていましたが、最近の本格焼酎ブームで徐々に
復権しつつある種類の焼酎です。
清酒を作ると搾り粕が残ります。この搾り粕に籾殻を混ぜて、下から他の
焼酎と同様に熱風を送り込みます。そうするとアルコール分が抽出されます。
このとき、籾殻の焦げたにおいがアルコール分とともに抽出されるため、
大変にあくの強い、個性的な癖のある焼酎となります。
本来、粕取りとはこのような手法で作られます。
しかし、現在では吟醸酒を造る清酒蔵が増加し、それとともに清酒粕をもとに
もろみを作り、これを蒸留する場合が増加しています。こうした籾殻を使用せず
に清酒粕でもろみを作り蒸留することで日本酒と間違えるような香りの高い
粕取り焼酎が増加しています。

そば焼酎について

Written on 2008/6/11 水曜日 – 21:24:30 | by むぎ |

そば焼酎は今までに紹介した焼酎に比べて歴史の浅い焼酎です。
1973年に雲海酒造によって初めて開発されたそば焼酎は、麦焼酎
とともに第一次焼酎ブームの牽引役となりました。現在では長野や
北海道といったそばどころを中心に全国で作られています。
そば焼酎は、ほのかにそばの香りが漂い、舌の上にそば独特の
甘さが残る焼酎です。
そのため、ロックが大変に美味しく「そば焼酎といえばロック」という
人も多くいます。
ロックだけでなく、おそばを茹でた茹で汁であるそば湯で割ると
上質のそばを食べているような心地がします。
蒸留をしているとはいっても、そば焼酎はそば由来の焼酎ですので、
そばアレルギーをお持ちの方は飲み方や体調に十分ご注意ください。

芋焼酎について

Written on 2008/6/5 木曜日 – 21:24:07 | by むぎ |

・原料のイモについて
芋焼酎の原料と言えば、言わずと知れたサツマイモ!
甘い香り、ふくよかな味わい、そして独特のコクは、ここから
生まれます。
芋焼酎の原料として多く使われているのが
「黄金千貫(コガネセンガン)」と「ジョイホワイト」です。
黄金千貫は、でんぷん量が多く、甘く香ばしいという特性を
持っています。この特性が芋焼酎に見事に反映され、柔らかな
味と風味に仕上がるのです。また「ジョイホワイト」は、芋焼酎
専用の芋として登場しました。
黄金千貫よりも皮も身も白く”さわやかに酔うことができる”という
意味で、この名前がつけられたそうです。
現在、芋焼酎の原料には多くの品種がありますが、それぞれの
個性が異なり、その個性が微妙な味わいの違いを醸し出してい
ます。それぞれの芋の味の違いを楽しめるのも芋焼酎の特徴です。

・主な生産地
芋焼酎の原料となるのは、サツマイモです。その名の通り薩摩が
ルーツで、現在も鹿児島と宮崎県の南部が芋焼酎の本場となって
います。鹿児島は、原料のサツマイモの生産量は日本一です。
食用のためではなく、芋焼酎に使われることを目的に、サツマイモを
生産している農家も数多いそうです。

黒糖焼酎について

Written on 2008/6/1 日曜日 – 21:22:55 | by むぎ |

・原料の黒糖
黒糖焼酎は、南国の風味を感じさせる甘い香りと
軽やかな後口に特徴があり、女性にも人気の焼酎!
黒糖焼酎は、鹿児島県の奄美諸島でのみ造ることが
許されているんです。
原料に黒糖を使うということは、そのまま発酵させて
アルコール化して蒸留すれば酒はできますが、これでは
ラム酒と同じになってしまいます。
そこで奄美諸島で造る蒸留酒には米麹を使うことを規則化
したのです。これにより、黒糖焼酎特有の甘い風味に
スッキリとした飲み口とコクをもたらしました。
これでラム酒との差別化を図り、本格焼酎の一つとして
黒糖焼酎が公認されたのです。

・主な生産地
黒糖焼酎が生産できるのは、奄美大島・喜界島・徳之島・沖永良部島・
与論島の奄美諸島の五島に限定されています。

麦焼酎について

Written on 2008/5/26 月曜日 – 21:23:40 | by むぎ |

・原料の麦について
麦焼酎の風味は麦特有の香りがあり、まろやかで甘味、
淡麗で軽やかな風味が特徴で、ライト感覚で楽しめます。
麦焼酎の原料は大麦を使いますが、麦飯や麦茶に使う
六条大麦ではなく、ビールの原料にもなる二条大麦を
使います。
二条大麦は表面の穀皮が薄く、粒が柔らかく、でんぷん質の
含有率が高く、たんぱく質が低い大麦が良い麦とされています。

・主な生産地
麦焼酎の生産地には、長崎県壱岐島と大分県の二つに大きく
分けられます。
壱岐島の麦焼酎は他の地域の麦焼酎が及びもつかないほど
歴史が古く、島の文化として定着していることから、産地指定を
受け、壱岐島で生産される麦焼酎は「壱岐焼酎」と呼ばれます。
しかも「壱岐焼酎」には厳格な決まりがあり、原料に米と麦を
1対2で使い、島内の水を使って仕込み、島内で蒸留・容器詰め
したものだけが「壱岐焼酎」と表示できるのです。
米麹を使いことで味わいに奥行きと幅がでるのが壱岐焼酎の
持ち味です。
大分県の麦焼酎は麹にも麦を使った麦100%の麦焼酎が
主流で、減圧蒸留で造られたクセのないライトな口当たりが
人気を集めています。
実は、かつての麦焼酎は、麦固有の特徴が強くでるクセの
強いお酒でした。
それが、蒸留法と貯蔵法の技術変革により飲みやすい麦焼酎
に変わったのです。  

ロック

Written on 2008/5/20 火曜日 – 21:20:57 | by むぎ |

焼酎が持っている、香りや味をしっかり味わいたい方には、
ロックをオススメします。
氷が入ったグラスに焼酎を注いだ直後はストレートに近い
味わいがあり、氷が溶けるにつれて冷たい水割りが楽しめる
という、「一粒で、二度美味しい」飲み方ができます。
できれば、使う氷にもこだわったほしいと思います。
やはり大きめの氷が良いです、粒が小さいと溶ける速度も
速まり、それと同時に焼酎が薄まる速度も速くなるからです。
そして、溶けにくいことをいいことに、飲み干したグラスに
二杯目を注ぎ足すと、水割りに近い一杯目の最後の一口と
ストレートに近い二杯目の最初の一口の味わいに変化が
生まれます。その差が美味しさをさらに増幅させます。

お湯割り

Written on 2008/5/12 月曜日 – 21:20:28 | by むぎ |

焼酎の飲み方の定番ともいえるお湯割りは、「焼酎6:湯4」
を基本とされています。
この比率で25度の焼酎をお湯で割ると15度になって、
一般的な清酒のアルコール度数に近づくんです。
しかし、お湯割を作る際の焼酎と湯の最適な比率は、
焼酎の種類や銘柄の違いによるところが大きいようで・・・。
単に比率にこだわるより、焼酎それぞれに応じて、自分が
おいしいと思える比率を探し出すのも楽しみ方の一つですね。
ちなみに、グラスには先に湯を注いでから、次に焼酎を加える
のが基本となっています。
これに従えば、かき混ぜなくても比重の関係でうまく湯と
焼酎が馴染むと言われています。
また、出来上がった時の温度は40℃前後が、最も豊かな
香りと旨味を感じられる可能性が高いとも言われています。

水割り

Written on 2008/5/5 月曜日 – 21:21:26 | by むぎ |

水割りを作るときは、お湯割とは反対で、今度は“焼酎が先”です。
理由はお湯割りと同じで対流を起こすためなんです。
焼酎より比重が高い水が下へと沈み、グラスにある焼酎が上へと
向かうことによって混ざり合うんです。
水割りの場合は、焼酎も水も冷蔵庫で冷やしておいた方が、
美味しく味わえると思いますよ。
お湯割りに使用するお湯は水道水を沸騰させたものでも
良いと思いますが、水割りに使う水はミネラルウォーター(軟水)を
オススメします。